こんにちは。二階堂ハジメです。
今回はアドラー心理学に学ぶ「目的論」についてお伝えします。
「原因論」と「目的論」
こちらの投稿で「課題の分離」についてお伝えしました。
「課題の分離」についても、興味深いので、こちらをクリックして読んでみてくださいね。
今回は、アドラー心理学の根本となる「目的論」についてお伝えします。
フロイトやユングは「原因論」を唱えていましたが、アドラーは「目的論」を唱えていました。
「原因論」と「目的論」の違いは、実体験を交えて言うと
- 原因論・・・自分の行動や感情は過去にあった何かしらの原因から生み出される、原因が先に来るということです、例えば、仕事のストレスが原因でうつ病になった。
- 目的論・・・自分の行動や感情はある目的を達成するために生み出される、例えば、重圧から逃れたいという目的を達成するために、うつ病になった。
こんな感じです。
「原因論」と「目的論」では根本的に違いますね。
アドラー心理学を知るまでは、自分は何が原因でうつ病になったのか、原因ばかりを考えていまいた。
- 会社が原因
- 仕事が原因
- 上司が原因
- 部下が原因
- 家庭が原因
アドラー心理学を知ってからは、自分は何の目的でうつ病になったのか、考えるようになりました。
- 責任・重圧から逃れるため
- 病気になって気を引くため
- 休む(ラクする)理由が欲しかったため
原因を探るよりも、目的を考える、「自分がこんなことをする目的は何だろう、何が達成したいのか、何が得たいのか」って視点を変えてみると、今まで見えてこなかったことが見えるかもしれません。
周りの人を観察するときも、目的で考えるようになりました。
出来事には意味はなく、それはただの事実。
事実に意味付けをしているのは自分。
人は目的を達成するために、自分の都合のいい原因を生み出しているということなのです。厳しいです。
このアドラー心理学のお話、興味深いです。
また機会を見つけてお話しますね。
最後に
ご意見や記事にして欲しいことなどありましたら、お気軽にここをクリックして、メッセージをくださいね。
今日はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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